電気設備工事

高岡市急患医療センター 改築電気設備工事

工事期間は、平成25年3月27日~平成26年2月28日で1年足らずでした。
例年ですと2月は降雪や積雪があり、工事をする上で負担になっていました。ところが今年は、あまり雪が降らず助かりました。
また、今回の工事では思い出深いことがあります。
それは、工事を担当する3つのJVで企画し、近隣の3つの小学校の5年生と6年生から新しい高岡急患医療センターをPRする標語を募集しました。
各小学校の教職員の方や関係者のご協力もあり、314人から551点の応募をいただきました。そして、選考された3つの標語を看板にし、工事現場の仮囲いに掲出しました。そのことが、新聞でも取り上げられPRに少しでも寄与できたのではないかと思います。

この急患医療センターは、市民にとって心強い施設です。通常の病院がやっていない時間帯や曜日に診てもらうことができます。
また、万葉線の本丸会館前停留場の目の前にあり、わかりやすい上とても利便性の場所にあります。
工事は一区切りつきましたが、地元業者として、今後も引き続きこの施設のメンテナンスをやり、施設の運営に貢献していきたいと思います。

発注者 高岡市長  高 橋  正 樹
工事名高岡市急患医療センター改築電気設備工事
工事契約金額108,000,000円(税別)
工事場所富山県高岡市本丸町 地内
工期平成25年3月27日から平成26年2月28日まで
工事種目電灯設備/受変電設備/構内交換設備/テレビ共同受信設備/情報通信網・防犯・監視設備/構内通信線路/動力設備/情報表示設備/火災報知設備/発電設備/拡声設備/誘導支援設備/構内配電線路/太陽光発電設備

近くによって斜めから撮ってみました。撮影当日は、天気も良く、開業が待ち遠しく感じました。

道路の反対側から撮影した夜の様子と、標語を掲出した時の写真です。

初期の段階で様子です。 写真は、土間配管について、社内検査をしているところです。もうすでにこの段階から、電線管の敷設が始まっています。コンクリートに埋まってしまいますので、一つでも足りないと大変なことになります。


それでは1階から紹介します。
  • ここは、総合待合になるようです。清潔感を感じる光で照らされています。これから椅子などが搬入され、少しずつ医療施設の形が整ってくると思います。どんな雰囲気になるのかとても楽しみですね。

  • ここは、1階 受付カウンターになるようです。
    天井のダウンライトからLEDの明るい光で照らされています。

  • これは、2階につながるエレベータです。見ればわかりますよね。すみません。

  • そしてこの写真は、エレベーターに組み込まれる重りの検査をしているところです。黒板の左側に見えるのが重りです。エレベーターには、こんな重りがついていたんですね。そういえば、トレーニングセンターの機器にもこんな感じの重りがついていたものがありましたね。

  • ここは1階の東側の廊下です。ここを通って各専門科医の部屋に行くわけですね。
    当然ですが、天井の照明もまっすぐに設置されています。実は、こうしたことも細かくチェックされます。

  • ここは、1階の内科になる予定のようです。時計やスピーカー、火災報知器も電気工事に含まれます。

  • そして手前が、1階の小児科になる部屋のようです。大切なお子さんの命を守ります。

  • これは、1階にある分電盤と通信の制御盤になります。

  • これは、壁に分電盤を納める前に寸法を確認するところです。サイズが合わないと当然、おさまりません。

  • そして、ここは救急車用の通路になります。写真は天井のダウンの記録用のものです。

  • ここからは、2階の紹介になります。写真は、訪問看護の事務室になるようです。
    天井の照明は、その部屋の機能に合わせた配置になっていることが想像できるかと思います。整然と並んでいます。

  • そして、この手前の部屋が母子の健康に関する交流の場所になるようです。
    左に見えるスイッチ類の配置にも気を配ります。高さや並べ方も使い勝手を考える上で、大事な要素です。

  • そして、部屋の中は床暖房が施されていて、寒い冬でも乳幼児はじめ、小さな子供たちが寒さを感じないように配慮されています。
    奥の床がピンク色のところです。

●そして、ここから屋上です。
  • 屋上には、このように太陽光発電が設置されています。最大出力は、5.225kwです。
    用途は、自家消費です。

  • また、屋上には、このようにキュービクルが設置されています。
    景観を考慮し、屋上にはフェンスが設置されています。

  • また、これは自家発電装置です。やはり医療施設には、いざという時のためにこうした設備は必要です。
    こうした設備が、安心・安全を支えていると言えます。

今回もまた一つ、世の中のお役に立つ施設の建設に携わることができ、大変満足しています。
工事を終えるたびに、間接的になるかもしれませんが、電気工事を通して世の中の役に立っているという実感が湧きます。
今後も、社会に貢献していきたいと思っています。

また、この現場では当社の10代と20代の現場代理人2名が一生懸命に努力しながら働き、よく建設会社の人から
『頑張っているよ』 と、誉められました。
そして、施工を担当したベテラン社員や新人青年社員らも一杯にいい汗をかき、やり遂げました。
すべての皆様に感謝致します。

この施設が市民の命のリレーに役立つ事を祈っております。ありがとうございました。

2014/03/17